#author("2020-01-19T22:44:57+09:00","","")
#author("2021-08-07T01:09:34+09:00","","")
#navi2(Raspberry Pi,toc,prev,next)
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#contents
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*Raspberry Pi 接続方法 [#a4ac77f7]
Raspberry Pi へアクセスする方法として次の方法があります。

-HDMI(画面)+キーボード
-シリアル
-USB OTG を利用した Ethernet (SSH接続)
-Ethernet, Wifi (SSH接続)

** 接続事前準備 [#db3a7db9]
*** HDMI(画面)+キーボード の場合 [#vcf6cf33]
直接キーボードを用いて操作するため、接続事前準備は特に必要ありません。

*** クライアントが、Windows の場合 [#m8b79e17]
Raspberry Pi にシリアルや SSH で接続するため、
Windows に、[[Tera Term Pro:https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/]] をインストールします。


*** クライアントが、Linux の場合 [#l957b632]
ssh クライアントと、screen, tip, minicom, cu などのシリアル接続可能なコマンドをインストールしておきます。
+ssh
++インストール
 apt install ssh
++使い方
 ssh  -p [ポート番号] -i [秘密鍵] [ユーザー名]@[接続先]
+screen 
++インストール
 apt install screen でインストール
++使い方
 screen [デバイス] [ボーレート]
++詳細情報
https://linuxjm.osdn.jp/html/GNU_screen/man1/screen.1.html
+minicom
++インストール
 apt install minicom
++使い方
 minicom -s <-- 設定画面が開くので各種設定を実施する。
 minicom    <-- 設定に従って、接続する。
++詳細情報
https://linux.die.net/man/1/minicom
+cu (Cal Unix) 古いコマンド
++使い方
 cu -s [ボーレート] -l [デバイス]
++詳細情報
https://nxmnpg.lemoda.net/ja/1/cu
+tip (Terminal Interface Program) cu の後継
++使い方
 tip -[ボーレート] [デバイス]
++詳細情報
https://nxmnpg.lemoda.net/ja/1/cu


**HDMI(画面)+キーボード [#cd7e7247]
次のように接続します。
 +-----------------------+
 |                       |
 | ディスプレイ (TVなど) |
 |                       |
 +-----------------------+
    |
    | HDMIケーブル
 +----+
 |    | <- Raspberry Pi
 +----+ 
    |
 +---------------+
 | USBキーボード |
 +---------------+

**シリアル [#o3b15787]
+シリアルケーブルを用意します。
++例えば、[[Raspberry Pi ラズベリーパイ用の USB-TTLシリアルコンソールのUSB変換COMケーブルモジュールのケーブル:https://www.amazon.co.jp/GAOHOU-ESA854-Raspberry-%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%91%E3%82%A4%E7%94%A8%E3%81%AE-USB%EF%BC%8DTTL%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AEUSB%E5%A4%89%E6%8F%9BCOM%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB/dp/B00K7YYFNM/ref=asc_df_B00K7YYFNM/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=218004049408&hvpos=1o1&hvnetw=g&hvrand=1618936982974034122&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009540&hvtargid=pla-441847206858&psc=1]]~
※3.3V のものを用意しましょう。
+シリアルを次のように接続します。
|←電源側   | -     | -     |端側→         | |
|3.3 VDC    | 1     | 2     |5.0 VDC        | |
|SDA1(I2C)  | 3     | 4     |5.0 VDC        | |
|SCL1(I2C)  | 5     | 6     |Ground         |←シリアルのGNDに接続する |
|GPCLK0     | 7     | 8     |TxD(UART)      |←シリアルのRXに接続する  |
|Ground     | 9     | 10    |RxD(UART)      |←シリアルのTXに接続する  |
|GPIO 0     | 11    | 12    |PCM_CLK/PWM0   | |
|GPIO 2     | 13    | 14    |Ground         | |
|GPIO 3     | 15    | 16    |GPIO 4         | |
|3.3 VDC    | 17    | 18    |GPIO 5         | |
|MOSI(SPI)  | 19    | 20    |Ground         | |
|MISO(SPI)  | 21    | 22    |GPIO 6         | |
|SCLK(SPI)  | 23    | 24    |CE0(SPI)       | |
|Ground     | 25    | 26    |CE1(SPI)       | |
|SDA0       | 27    | 28    |I2C ID EEPROM  | |
|GPCLK1     | 29    | 30    |Ground         | |
|GPCLK2     | 31    | 32    |PWM0           | |
|PWM1       | 33    | 34    |Ground         | |
|PCM_FS/PWM1| 35    | 36    |GPIO 27        | |
|GPIO 225   | 37    | 38    |PCM_DIN        | |
|Ground     | 39    | 40    |PCM_DOUT       | |


&color(red){[うまく接続できない場合]};~
Raspberry Pi 3、Raspbery Pi Zero WH (+Raspbian) の場合は、MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の config.txt ファイルに次の行を追加します。
 dtoverlay=pi3-miniuart-bt
MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の command.txt ファイルを次のように変更します。
 dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait


**USB OTG を利用した Ethernet (SSH接続) [#xf11c9ab]
Raspberry Pi Zero (Pi Zero W, Pi Zero WH 含む) の場合、 USB OGT 対応のため、PC と USBケーブルでの接続が可能です。 ここでは、USB ケーブルを用いた Ethernet 接続の方法を記載します。 ※ホストとなるPCは、Windows 10前提で記載しております。
+MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の config.txt に以下を追加します。
 dtoverlay=dwc2
+MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の cmdline.txt の rootwait の後ろに以下を追加します。
 modules-load=dwc2,g_ether
+MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下に ssh ファイルを作成します(中身空)。
+MicroSDカードを Raspberry Pi Zero に挿入し、PCとUSBケーブルで接続します。 ⇒接続後しばらくすると、USBシリアルケーブルが認識されます。 ※Raspberry Pi Zero の USB と記載された場所に、USBを接続してください。
+認識されたUSBシリアルケーブルのドライバを fileRNDIS-DriverForWindows10.zip のドライバに更新します。 ⇒ネットワークデバイスに USB Ethernet/RNDIS Gadget が追加されます。
+PC のインターネットに接続されているネットワークデバイスのインターネット接続の共有を有効にします。~
&ref(共有設定.jpg);
+Raspberry Pi Zero を再起動します。 ⇒PC側に192.168.137.1のIPアドレスが割り当てられます。 arp -a コマンド等で表示される 192.168.137.xxx の IPが Raspberry Pi Zero の IP になるかと思います。
+Raspberry Pi Zero を再起動します。 
+PowerShell を起動し、下記コマンドを入力します。
 Resolve-DnsName raspberrypi.local
 ※上記コマンドにて Raspberry Pi の IPアドレスが表示されます。
+TeraTerm の SSH にて接続します。


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