Raspberry Pi 接続方法

Raspberry Pi へアクセスする方法として次の方法があります。

接続事前準備

HDMI(画面)+キーボード の場合

直接キーボードを用いて操作するため、接続事前準備は特に必要ありません。

クライアントが、Windows の場合

Raspberry Pi にシリアルや SSH で接続するため、 Windows に、Tera Term Pro をインストールします。

クライアントが、Linux の場合

ssh クライアントと、screen, tip, minicom, cu などのシリアル接続可能なコマンドをインストールしておきます。

  1. ssh
    1. インストール
      apt install ssh
    2. 使い方
      ssh  -p [ポート番号] -i [秘密鍵] [ユーザー名]@[接続先]
  2. screen
    1. インストール
      apt install screen でインストール
    2. 使い方
      screen [デバイス] [ボーレート]
    3. 詳細情報 https://linuxjm.osdn.jp/html/GNU_screen/man1/screen.1.html
  3. minicom
    1. インストール
      apt install minicom
    2. 使い方
      minicom -s <-- 設定画面が開くので各種設定を実施する。
      minicom    <-- 設定に従って、接続する。
    3. 詳細情報 https://linux.die.net/man/1/minicom
  4. cu (Cal Unix) 古いコマンド
    1. 使い方
      cu -s [ボーレート] -l [デバイス]
    2. 詳細情報 https://nxmnpg.lemoda.net/ja/1/cu
  5. tip (Terminal Interface Program) cu の後継
    1. 使い方
      tip -[ボーレート] [デバイス]
    2. 詳細情報 https://nxmnpg.lemoda.net/ja/1/cu

HDMI(画面)+キーボード

次のように接続します。

+-----------------------+
|                       |
| ディスプレイ (TVなど) |
|                       |
+-----------------------+
   |
   | HDMIケーブル
+----+
|    | <- Raspberry Pi
+----+ 
   |
+---------------+
| USBキーボード |
+---------------+

シリアル

  1. シリアルケーブルを用意します。
    1. 例えば、Raspberry Pi ラズベリーパイ用の USB-TTLシリアルコンソールのUSB変換COMケーブルモジュールのケーブル
      ※3.3V のものを用意しましょう。
  2. シリアルを次のように接続します。
    ←電源側--端側→
    3.3 VDC125.0 VDC
    SDA1(I2C)345.0 VDC
    SCL1(I2C)56Ground←シリアルのGNDに接続する
    GPCLK078TxD(UART)←シリアルのRXに接続する
    Ground910RxD(UART)←シリアルのTXに接続する
    GPIO 01112PCM_CLK/PWM0
    GPIO 21314Ground
    GPIO 31516GPIO 4
    3.3 VDC1718GPIO 5
    MOSI(SPI)1920Ground
    MISO(SPI)2122GPIO 6
    SCLK(SPI)2324CE0(SPI)
    Ground2526CE1(SPI)
    SDA02728I2C ID EEPROM
    GPCLK12930Ground
    GPCLK23132PWM0
    PWM13334Ground
    PCM_FS/PWM13536GPIO 27
    GPIO 2253738PCM_DIN
    Ground3940PCM_DOUT

[うまく接続できない場合]
Raspberry Pi 3、Raspbery Pi Zero WH (+Raspbian) の場合は、MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の config.txt ファイルに次の行を追加します。

dtoverlay=pi3-miniuart-bt

MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の command.txt ファイルを次のように変更します。

dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait

USB OTG を利用した Ethernet (SSH接続)

Raspberry Pi Zero (Pi Zero W, Pi Zero WH 含む) の場合、 USB OGT 対応のため、PC と USBケーブルでの接続が可能です。 ここでは、USB ケーブルを用いた Ethernet 接続の方法を記載します。 ※ホストとなるPCは、Windows 10前提で記載しております。

  1. MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の config.txt に以下を追加します。
    dtoverlay=dwc2
  2. MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下の cmdline.txt の rootwait の後ろに以下を追加します。
    modules-load=dwc2,g_ether
  3. MicroSDカード(ボリュームラベル boot)配下に ssh ファイルを作成します(中身空)。
  4. MicroSDカードを Raspberry Pi Zero に挿入し、PCとUSBケーブルで接続します。 ⇒接続後しばらくすると、USBシリアルケーブルが認識されます。 ※Raspberry Pi Zero の USB と記載された場所に、USBを接続してください。
  5. 認識されたUSBシリアルケーブルのドライバを fileRNDIS-DriverForWindows10.zip のドライバに更新します。 ⇒ネットワークデバイスに USB Ethernet/RNDIS Gadget が追加されます。
  6. PC のインターネットに接続されているネットワークデバイスのインターネット接続の共有を有効にします。
    共有設定.jpg
  7. Raspberry Pi Zero を再起動します。 ⇒PC側に192.168.137.1のIPアドレスが割り当てられます。 arp -a コマンド等で表示される 192.168.137.xxx の IPが Raspberry Pi Zero の IP になるかと思います。
  8. TeraTerm の SSH にて接続します。

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